電子立国 第2回

  • 2016.06.30 Thursday
  • 10:00

JUGEMテーマ:コンピュータ

 

NHKで平成3年1月から9月にかけて放送された番組の第2回。

 

サブタイトルは『トランジスタの誕生』

 

敗戦直後の飢えと廃墟の日本の映像から始まる。

 

1947年アメリカ電信電話(ATT)の個体増幅研究でダイオードが
発明される。

 

現在では画期的な発明なのだが、当時のアメリカでも大した報道は
されなかったらしい。

 

一方、日本ではまだ紙も貴重な時代だったが、各社各研究所が
希少なアメリカの情報を元に研究を始めている。
結晶に2本の針を立てるという情報だけで研究を開始し
理論でなく現象を確認して理屈を考えるという状況だったらしい。

 

ある研究者は顕微鏡とピンセットで2か月間悪戦苦闘しても
実現できなかったらしい。
後になって結晶自体が不良だったことが分かったそうだ。

 

ベル研究所で使用されていたゲルマニウムの結晶は99.9999999%の純度。
単結晶を作るときの温度がほぼ1000℃で許される誤差が0.1℃だった。

 

日本の研究者は十分な設備や施設がない状況でもいろんな工夫をしながら
研究していたのだが、まだ、点接触型でとても不安定だった。

 

その後、針のない接合型が発明され、発明したウィリアム・ショックレーは
ノーベル賞を受賞している。

 

その後、量産化されるのだが日本の各社はアメリカの会社とノウハウ契約する。

 

ゲルマニウムは希少元素だが、石炭廃液から抽出する方法を開発した
日本人がいる。

まだ、木炭自動車が走っていた時代だ。

 

だが、半導体はゲルマニウムからシリコンの時代になる。

 

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