ニコロ・マキャベリ
- 2016.07.31 Sunday
- 10:00
JUGEMテーマ:歴史
君主論の著者だ。
1513年頃に書かれたとされており、死後の1532年に刊行された。
イタリアがまだ統一されたおらず、フィレンツェ共和国と言われていた時代だ。
君主および君主国を分析した君主論は、権力の獲得と保持の方法教会の支配から
軍隊について書かれている。
当時の戦争は傭兵によるものだったが、その問題点を指摘し国民軍の創設を
説いている。
『結果は手段を正当化する。』という考え方で結果を出すことが重要としており、
『目的は手段を正当化する。』とした宗教的な考え方とは一線を画している。
カトリックとプロテスタントが争っていた時代に、宗教的道徳と分離した
現実的国家論を説いた。
『天国へ行く道を知る方法は、地獄への道を熟知することである。 地獄への
道は善意で舗装されている。』と言った常識人であった。
近代的政治学の祖と言われている。